おはようございます。無から始まる新しいライフスタイルを提案する塩見典子です。
「観点」を意識化して自覚するために、先ずはマインドーム理論をご紹介します。
マインドーム(Mindome)とはMind(心)とHome(お家)を繋げた観術の造語です。
犬小屋に鎖でつながれているワンちゃんがいます。
このワンちゃんは鎖の長さによって行動範囲が決定されてしまいます。
鎖の半径の内は自由に動くことができますが、鎖の半径の外は自由に動くことができません。
人間も同じです。
身体はつながれていませんが心が鎖につながれているのです。
これがMindome(心のお家)です。
心のお家は判断の範囲を決定します。
好き・嫌い、善い・悪い、◯・×、やるべき・やるべきでない、など無意識に判断の範囲を決めてしまいます。
目標を決めて「今回こそは!」と奮起しても、三日坊主になってしまうのは心のお家が原因なのです。
では、この心のお家を決定する要素とは何でしょうか。
大きく3つの要素があります。
一つ目は人間の5感覚脳です。
私たち人間は普段、目・耳・鼻・口・皮膚の5つの感覚を通して外部の情報をインプットします。
それぞれの情報を脳で高速処理し、その情報を統合して目の前の画面をつくっています。
このブログ記事から目をあげて、皆さんの周りを見渡してみてください。
この景色は直接みているのではありません。
自分の脳が5つの感覚から入力した情報をもとに高速処理してつくりあげている認識画面なのです。
パソコンから情報を引っ張って投影するプロジェクターのようなものなのです。
プロジェクターは2次元平面の映像ですが、人間の5感覚脳は目を通して模様カラーの情報を、耳を通して音を、鼻を通して香りを、口を通して味覚を、皮膚を通して感触を映し出す、豊かな表現にあふれた3次元の立体プロジェクターなのです。
もし、人間の目が可視光線の粒子の反射をキャッチする目ではなく、紫外線の反射をキャッチする目と脳を持っていたならば、目の前の画面は大きく変化するでしょう。
自分の感覚器官から得る情報によって目の前の認識画面を編集デザインし、一人ひとりがそれぞれの認識画面をみています。
本当は実在しない世界を人間の5感覚脳によってつくり上げているのです。
二つ目の要素は経験・体験などによる環境からの情報です。
心のお家は19歳までに一段階完成されますが、脳細胞が柔らかい0歳から6歳、12歳までの経験体験がもっとも大きな影響を与えます。
例えば、自分が嫌いだと思う人も生まれた瞬間から嫌いなわけではありませんよね。
経験体験によって自分自身の判断基準をつくり心のお家をつくっていくのです。
両親や家族、友人、学校の先生、テレビや漫画、インターネット、教育・経済・政治による時代や国の価値観など、様々な環境からの情報によって、その人独自の◯・×、善悪の判断基準が形成されていきます。
三つ目は5次元HITOTSUの動き・オリジナルマインドの意志です。
基本的に人間は無意識で「自分が絶対に正しい」と思い込んでしまうため、自分と一致しない相手を無意識で否定したり、相手と自分を比べて自己否定したり、環境を否定したりします。
なぜ、この心のお家が存在するのでしょうか?
一人ひとりの◯・×判断基準から自由になれない状態で、個人も組織国家も摩擦・衝突・戦争を繰り返し、孤独で寂しい歴史を繰り返すのでしょうか?
それは、5次元HITOTSUの動き・オリジナルマインドの意志に秘密があるのです。
これらの論理とイメージをNR1Dayセミナー・認識セミナーで共有した上で、自分自身の心のお家とつなげて整理していくのが観術のプライベートセッションになります。
今ここ、自分の認識画面が解体され、なぜ上手くいかなかったのか、どうすれば上手くいくようになるのか、人生の秘密が解き明かされていきます。
次回は「観術セッション」についてご紹介します。
それでは、今日も素晴らしい一日をお過ごし下さい!
塩見典子