おはようございます。無から始まる新しいライフスタイルを提案する塩見典子です。
今日は「観点」「判断基準」の5つの特徴についてお話ししたいと思います。
1)観点・判断基準はみんなが持っている
観点・判断基準はみんなが持っています。わたしもみなさんも持っています。
時々「わたしは自分で決められなくて判断基準がないんです」とおっしゃる方がありますが、それは、「自分では決められない、相手の基準で決める」という判断基準があります。
また、「わたしは物事をフラットに捉えるようにしているから観点や判断基準なんかないよ。」とおっしゃる方もありますが、それも「フラットに捉えることが良いんだ」という判断基準ですよね。
観点や判断基準は良い・悪いではなく、「みんなが持っている」のです。
単に物事の捉え方だけではなく、今、目の前の自分と自分の見ている世界が絶対にある、と思っていることも人間の観点であり、判断基準なのです。
自分と自分の宇宙が実在していると思い込んでいる状態では、一度できてしまった観点・判断基準の因果から自由になることができません。
自分と自分の宇宙がない状態になった時に、過去の観点から自由になり、多様な観点から物事をみて、自らの意思で観点を選択できるようになります。
2)観点・判断基準はみんな違う
二つ目は、判断基準は「みんな違う」ということです。
生まれてからの経験や体験が判断基準に大きな影響を与えるため、一人一人違う判断基準を持つようになります。
双子で生まれて同じ家に育ったとしても、兄には弟が、弟には弟がいる、など本人の観点から見れば、違う環境が広がっているのです。
わたしにも年子の姉がいますが、観術を学び始めた時に幼少期にどのように認識していたのかを聞いた時に大変驚きました。
わたしが認識していた世界とは全く違ったからです!
まるで全く違う二つの家庭のように、それぞれの脳が編集デザインして記憶を創り上げていることを目の当たりにした時、「人間は本当に思い込みの中で生きているんだ・・・」ということを実感しました。
「同じ経験や体験をすれば当然同じように感じている」というのは勝手な思い込みだったのです。
是非、みなさんも自分の判断基準を一旦置いておいて、自分の身近な人に「どのように認識したのか」を尋ねて観てくさい。
きっと、その人の目の前には、あなたとは違う世界が広がっているでしょう!
(※注意:自分の判断基準を置いておかないと、全てが自分の判断基準に変換してしまったり、無意識で判断審判していれば相手があなたに合わせて発言をすることも多々ありますので、お気をつけください。^^)
それでは、今日も素晴らしい一日をお過ごし下さい!
塩見典子