「観点」「判断基準」の特徴とは?〜後編〜
おはようございます。無から始まる新しいライフスタイルを提案する塩見典子です。
昨日は、①観点・判断基準はみんな持っている②観点・判断基準はみんな違うことについてお話ししました。
今日は「観点」「判断基準」の特徴の後半について考えたいと思います。
③観点・判断基準を一つにしても問題
観点・判断基準が一人一人違うため、常に摩擦や衝突がおこります。
コミュニケーションの不一致や分かりあうことができない孤独・疎外感、諦め・挫折、チームワーク不全、無限競争、紛争・戦争などあらゆる問題を引き起こします。
では、観点・判断基準を一つ・同じにすればよいのでしょうか?
それは、もっと問題が起こってしまいます。
「今日からAさんの判断基準にみんなの判断基準を統一!」となってしまえば、新しい創造が生まれません。
個性がなくなりロボットやファシズムのような社会になってしまいます。
観点・判断基準が違っても問題、同じにしても問題なのです。
④判断基準はみんな不完全
そして、この判断基準はみんな不完全なのです。
脳のクセをみてもわかるように、人間5感覚脳に観点が固定されている以上、部分の偏った情報を編集デザインしてしまうため、誰一人として完璧な判断基準ではないのです。
正確な判断をするためには人間五感覚脳の固定から自由になった上で、5つの観点から無限大主義主張し、決定・執行する必要があります。
個人の不完全性を補う悟った集団が必要なのです。
⑤みんな完全だと思い込んでいる
判断基準は不完全、にもかかわらず、無意識でみんな完全だと思い込んでいます。
「え?そんなことないよ。自分はいつも自信がないし完全だと思ってないよ。」という方がいらっしゃるかもしれません。
しかしこれは「自分は自信がない」ということが絶対だと思い込んでいる状態です。
自分と自分の宇宙がないところからあるようになる仕組みが理解できていない限り、人間の脳に観点が固定されているため、無意識深く自分と自分の宇宙が実在していると思い込んでしまいます。
その中で、「自分とはこんな存在だ」「人間とはこんなもんだ」「社会とはこんなもんだ」と決めつけてしまいます。
我を持っている人間は無意識で、自分を基準に全ての情報を再解析するのです。
これが人間の素晴らしさでもあるのですが、観点が固定されたままでは、この人間の創造性を存分に発揮することができず、排他性・暴力性に留まってしまいます。
以上が観点・判断基準の5つの特徴になります。
観点が次元上昇された時、この観点・判断基準を素晴らしい宝として活用することが可能になります。
それでは、今日も素晴らしい一日をお過ごし下さい!
塩見典子