不可分な「わたしたち」で 今ここを生きる
おはようございます。
無から始まる新しいライフスタイルを提案する塩見典子です。
新年度が始まり、今日から初出社の新入社員の方も沢山いらっしゃいますね。^^
わたしも初めて社会に出た時は、それまでに経験したことのなかった沢山の出会いの中で、様々な葛藤をしながら人生を磨いていただきました。
砂浜の石のように、行ったり来たりしながら少しずつ、少しずつ、関係性の中でまぁるくなってきた様に思います。
そんなわたしのテーマは相変わらず「関係性」の進化です。
「わたしのため」でもなく「あなたのため」でもない、「不可分なわたしたちのため」に、今ここを選択して生きる。
分けて固定して見てしまう人間の脳機能の限界と、その不完全を補うメタ認識技術によって「不可分なわたしたち」の実態が論理とイメージで理解・納得できれば、
実践の現場は日常の人間関係です。
元来、人間の持っている自己中心性からの脱却のための一番の近道がパートナーシップなのです。
人間の観点固定の仕組みを知らないままでは、自分と相手を絶対に実在するものとして存在させ、条件の中で関係性をつくろうとします。
相手にとって良いと思えば思うほど自分の条件を押し付けてしまったり、自分の条件で相手の言葉や行動、思い方をはかってしまったり。
嫌われるのが怖くて相手の条件に合わせて我慢やあきらめを蓄積するなど。
この関係性は、条件が変わればいつか必ず破綻してしまいます。
「わたし」と「あなた」を生み出す実態である本来の自分、オリジナルマインドそのものになって、今ここと出会う。
本質を現実で体現化する、本質と現実の「差を取る」究極の「悟り」が侍の悟りです。
洞窟や山の中で瞑想をしながら開く悟りではなく、剣と剣を交え命がけの現実の中で無の境地を活用する「侍の悟り」は、日常生活の中で本質を体現化する日本人独特のセンスを育てました。
「わたし」や「あなた」を超えた「究極のわたし」から「不可分なわたしたち」が実践可能になります。
(言葉だけ見ると頓知のようですね。^^;)
不可分なわたしたちから始まる共同体の構築、その共同体による新しい創造は、人間の究極の芸術だと思います。
まずは、不可分なわたしたちの体現を楽しみたいと思います。
みなさま、今週も素晴らしい一週間になりますように!
塩見典子